どんな健康法を実践しても

こんにちは!院長の佐々木です。
世の中には様々な健康法が存在します。食事のとり方、サプリメント、菜食、玄米、美用品、薬、ヨガ、気功、ジョギング、各種運動法等々・・・。
あまりにも情報がありすぎてどの健康法が効果があるのか真実を判断する事は難しいですね。あの人にあったから自分にあうとは限らないからです。
そもそも、親からの体質的遺伝、親が食べてきたもの、乳幼児期の食育、現在の住環境、食生活、飲酒の有無、薬、既往歴、ストレス、考え方、生活習慣、それらから形成される体質などあまりにも現在成り立つ体質形成の過程が違うからです。
そのことの理解なくして、真の健康を享受することはまず無理でしょう。
しかし、共通して一ついえることは「甘い物、特に精製糖、果物の果糖を習慣的にまたは好んで継続して摂取している限り免疫力は低下し、どんな健康法も効果をあげることはできない」ということです。
この現実が世間の健康情報にはほぼ欠落しており、認知度も残念ながら低いといえます。当然マスコミではスポンサーの関係でその真実は報道できませんし、そのことを言及する医者もなかなか見受けられないので無理もありませんが・・。
糖質を好んで継続的に摂取する事の弊害を論理的に理解して糖質制限を是非実践して頂きたく思います。
甘い物や炭水化物を摂取すると当然血中の糖濃度は上がる=血糖値は上がります。特に精製糖を多く含んだチョコ、菓子、スイーツ、そして果糖のかたまりである果物は急激に血糖値を上げ、その反動ですぐに下がってしまいます。

血糖値を上げたり下げたりする役割は数種類のホルモンが担いますが、有名なのは膵臓から分泌されるインシュリンと副腎から分泌されるステロイドホルモンです。副腎からはアドレナリンも分泌され、これは興奮したりストレスを感じたときに分泌されインシュリンを抑制する働きがあります。
そこで血糖値を安定させようとステロイドホルモンが分泌され続けるので、副腎という臓器が疲労してしまうのです。
ステロイドホルモンは元来ストレスホルモンとしても有名で、心理的ストレスがかかると、コンコンと分泌されます。つまり、糖を継続的に摂取し続けた時とストレスがかかり続けた時にステロイドホルモンは浪費するわけです。
病院から処方されるステロイドは化学合成されたものですが、皮膚の炎症を抑えるとき、リウマチなどの関節炎を抑えるとき、内蔵の炎症を抑えるとき、ショック症状を和らげるとき等には絶大の効果があることで有名ですが、同時に副作用も強い事がデメリットとなっていますね。

同様の働きをもつステロイドホルモンは身体で合成され、薬のような服作用のリスクが少なく分泌されているわけです。アレルギー=炎症反応、を抑制するステロイドは前述のリウマチ、アトピー性皮膚炎、花粉症などの自己免疫疾患等に多用されます。

免疫抑制剤でもある薬のステロイドを長期的に使用すると、免疫細胞であるリンパ球を抑制し、リンパ節や胸腺といったリンパが集中する部位も萎縮させてしまいます。身体に異物が進入したり腫瘍が発生した時にそれらを攻撃して免疫を保つのがリンパの働きなので、ステロイドの長期使用はそもそもの免疫力を低下させてしまうという大きなマイナス要素があるのです。
また、薬のステロイドを長期使用した箇所の皮膚を薄くし、体内に侵入したステロイドは酸化コレステロールとなり、細胞や血管を損傷させてしまいます。

もう一度、身体から分泌されるステロイドホルモンは精製糖や果糖等の糖質を継続摂取した時とストレスがかかった時に常時分泌されると述べました。
ですから、ステロイドホルモンの長期分泌は副腎を疲労させ、免疫力を決定的に低下させてしまうということです。甘い物を食べると、肌があれやすく、大腸にリンパが集中している関係なのですが便秘や下痢など消化器の調子が悪くなるという傾向は皆さんも経験的に感じているはずです。

それでも甘い物を継続して摂取する等が続くと・・・今度は副腎からのステロイドホルモンは疲労によって分泌量が低下してしまいます。
そうなると身体の炎症反応も抑制できず、リンパによる免疫力も低下しているので、花粉症、リウマチ関節炎、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、ガン、等自己免疫性疾患として発症してしまうのです。各神経炎、例えば坐骨神経痛等の神経痛、痺れにも深く影響しています。
それだけではありません、朝起きた時の指や脇のこわばりを招き、またリンパ節が集中している頚部、股関節疾患、膝に水が溜まるなど、節々、腰や首、脊椎の関節の炎症も抑制できず関節炎や痛みとなってしまうのです。
またステロイドホルモンは前述の血糖値や血圧の値も安定させる役割を担うので、副腎の疲労は糖尿病や高血圧の原因となっていることもあまり知られていないかもしれません。
ミネラルバランスを安定させるホルモンでもあるので、骨粗しょう症、腎臓機能にも影響します。骨密度上げようといくらカルシウムをとっても、甘い物を好んで食べ、ミネラルウオーターを摂らず、タンパク質も少なかったら骨密度は改善するはずもありません。腎不全、膀胱炎、前立腺肥大等も影響しているのです。

さらに精製糖や果糖の糖質は粘着度が高く、身体内の様々なものとくっついてしまう「糖化」という減少も大きなダメージを与えているのですが、知っている人は少ないようです。

傷ついた細胞を修復したりステロイドホルモンの材料になるのがコレステロールなのですが、糖の過剰摂取はこのコレステロールと糖化して、酸化コレステロールに変性し血管を詰まらせ、循環器系疾患や脳梗塞、動脈硬化、ガンを引き起こします。
肌の弾力を保ち血管をしなやかにするタンパク質はコラーゲンとして有名ですが、これらのタンパク質とも糖化してしまいます。どんなにコラーゲンを摂取しても、肌の上から添付しても、そもそもタンパク質は一旦必ず分解され違う分子へと再合成されるので、特定のタンパク質を過剰に摂っても無意味なのですが、更に甘い物を摂っているとまず効果は期待できません。
血管をしなやかに保てないから、糖質を好む女性に多い脚に発生する静脈瘤になってしまうのもうなずけます。
うおのめ、ガングリオン、ポリープなどの異物も糖質の継続摂取が原因と言えるでしょう。免疫低下で起こるヘルペス、吹き出物、帯状疱疹等も糖の過剰摂取とストレスのミックスが原因です。

赤血球内のヘモグロビンとも糖化するので、貧血、めまい、頭痛、冷え症などを引き起こします。
様々なホルモンとも糖化するので、例えば女性ホルモンにも影響が出て、生理痛、生理不順、子宮筋腫、不妊など婦人科疾患の大きな要因となっているのです。
また、消化器内の粘膜や酵素にも影響するため、胃弱、潰瘍性大腸炎、クローン病、下痢、便秘も糖の影響は否めません。豚、鳥、牛等家畜系動物性タンパク質摂取に違和感を感じている方も、その消化酵素の分泌力が弱っている事が原因で、甘い物を好んでいるからです。

そういったタンパク質を避けるのでタンパク消化酵素の分泌量が減るのでますます苦手になっているだけです。菜食、玄米食、マクロビオティック等をしても糖質、果物を摂っていたら冷え症になり、鉄分の吸収も疎外され貧血やめまいが起きやすく顔色も悪く、ストレスに弱くなってしまい、うつ傾向になりやすく、免疫力も落ちてしまいます。
傷ついた細胞を修復するのも神経や筋肉を構成するのもタンパク質なのに現代人は精製糖と果糖を摂取する割合の方があまりにも多いのです。ちなにみスポーツドリンクはスティック白砂糖11本分入った砂糖水です。
太古から自然に発生している動植物が問題なのではなく、ここ数十年で人類の食生活に悪影響を及ぼした精製糖や、品種改良や流通の発達によって年中日本中、いや世界中の果物を常時、継続摂取することによって、消化酵素が弱くなりリンパを介した免疫システムが弱まった自身の身体に問題があるのです。現代ほど人類の歴史においてこれ程偏食、飽食にある時代はありません。
目や鼻、喉等にもある粘膜は異物をシャットアウトする免疫作用がありますがこうした粘膜も糖化と糖摂取による免疫低下によって機能が決定的に弱まります。

いかがでしたでしょうか?どんな健康法も糖の過剰摂取が続く限り、効果は期待できず、痛みや病気の原因が砂糖や果糖も起因していると言う事をご理解頂けましたか?
次回は糖質摂取の仕方について言及していきたいと思います。

 

参考文献
「動的平衡」「動的平衡Ⅱ」・・・分子生物学者  福岡伸一
「生理学」・・・医学博士 真島英信
「自律神経免疫療法」・・・医師、医学博士  安保徹・福田稔
「砂糖を止めればアレルギーは良くなる!」 医師  溝口徹
「医学常識はウソだらけ」・・・物理学、分子栄養学者 三石巌

 

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