痛みあるところに炎症あり

前回は気圧の変化で痛みが発症するメカニズムについて解説してきました。今回は更に、痛みが起こった場合、薬で対応し続けることの弊害を解説してみたいと思います。

前回もお話したように、痛み止め薬の代表ロキソニンの副作用が昨今報道されていますが、報道されている以外にももっと根本的な弊害がありそれこそが見逃せない副作用といえます。勿論、鎮痛薬以外の漢方を含めたすべての薬に当てはまるものです。

過去のコラムから引用してお話していきます。

さまざまな痛みや神経痛、しびれなどは、心を不安にするものです。
そしてその原因が分からないと、そのこと自体がストレスになり病気になりかねません。

それらの不快症状があるときは、必ずどこかに「炎症」が起こっているということですが、そのような炎症が起こるメカニズムを理解しているだけでも、不安からくるストレスがかなり軽減され、回復を早めることにつながります。

交感神経優位時には筋肉緊張が起こり、血管収縮による血流不全、低体温になります。

身体は治癒しようとする自律神経作用により、血管を収縮して滞った部位に
「栄養や酸素を送ろう」
「狭くなった血管を無理やり通って供給しよう」
と頑張ります。

言い換えれば、小さな流れに向かって濁流が一気に押し寄せるようなもので、そこが炎症となり、痛みとなり、病気に発展していくのです。

そもそも血流が安定していたら、炎症は起きません。

つまり、交感神経優位の状態が継続することにより身体が「冷えた」ことが、炎症を引き起こしているのです。

交感神経は、仕事で戦闘モードの時、プレッシャーが強いとき、感情が不安定なときなどに発動します。また、負荷が大きい運動をしているとき、睡眠不足、カフェインや糖を常用しているときにも、交感神経が優位になります。

そうなると、血管が収縮して脈や血圧が上がり、筋肉が緊張し、内臓の機能が抑制され、リンパ球の活動を中心にした免疫力が機能しなくなります。

花粉症、アレルギー、風邪等は全てリンパ球の働きが弱って起こるので、交感神経優位の状態が続いている人がかかりやすいことになります。

内臓の炎症、不眠症、高血圧、その他生活習慣病といわれるものも同様です。交感神経は、前述のように心理状態にダイレクトにリンクするので、病気やコリ、痛み、神経痛などは、ストレスを処理しきれず、切り替えが上手く行われていない方に起こるわけです。

そうしたことから、姿勢や年齢、運動不足等ではなく、肩こり、腰痛等は、心理的・身体的ストレスが原因と言えます。

ストレスがなければ、心臓から身体の隅々まで無理に血液を送ろうと圧力を上げる=高血圧は起こりません。

一般的には、シップや鎮痛薬によって痛みをコントロールしようとしますが、シップや鎮痛薬で一時的に炎症や痛みが緩和したように感じるのは、身体を根本的に冷やしているからです。

各部位をピンポイントで冷やすことは痛み止めの薬にはできず、身体全体を冷やすことで炎症を誤魔化しているのです。

そして鎮痛薬に限らず、ステロイド剤=免疫抑制剤、睡眠薬、降圧剤、抗がん剤、胃腸薬、抗うつ薬等・・・
全ての薬が同様に100パーセント身体を冷やしているのです。

それはつまり一時的ならともかく、数日間以上継続して薬を服用する事自体、決定的に交感神経を優位にしてしまいます。

元々血流不全や冷えが引き金になって炎症を起こしていたのに、更に交感神経を刺激してしまいます。

  鎮痛薬によって身体全体を更に冷やす(一時的に痛みが緩和するが)
        ▼
      薬の常用
        ▼
  冷え=交感神経優位体質をつくる
        ▼
  さらに炎症=痛みが慢性化する
        ▼
    また薬を飲む
        ▼
    薬が効かなくなる・・・

と、負の連鎖が永遠に続くということも十分理解していたいものです。

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