超高齢化社会の到来

 高齢化時代を迎えると言われて久しい昨今、具体的に改めて予測されている数字を見ていくと、例えば東京都の今年度までの人口は1400万人弱です。そのうち65歳以上の高齢者の人口は約320万人、2035年には350万人となることが予測され、東京都民の4人に1人が高齢者となる見込みです。

 75歳以上の後期高齢者は2025年には189万人に達し、都内高齢者の約6割が後期高齢者となる見込みです。

 そして高齢者の総数に認知症高齢者の数は比例すると言われていますが、2025年は約56万人、65歳以上の人口の3割が認知症高齢者となる見込みです。

 日本全国では例えば2013年の認知症者数は462万人いると言われ、これは四国4県の人口より多く、予備軍も含めると800万人とも考えられ、実に日本人の15人に1人が認知症と推計されました。

 まさに社会問題となった認知症について、医学的な分類に従ってしっかりと整理し、予防及び対応を考えていけたらと思います。

認知症とは・・一旦は正常に達した認知機能が持続的に低下し、複数の認知障害により社会生活に支障をきたすようになった状態。

もう少し具体的に認知症を整理します。

  • 脳のネットワークが壊れ、物事を記憶する・思い出す・判断し実行する、などの行為が難しくなり、誰かの助けなしには健康的で安全な生活ができなくなる病気。
  • 一時的ではなく、そのような状態が持続していること。
  • 脳内にアミロイドβなどの物質が徐々に蓄積していくことが原因のひとつと考えられている。これらの物質が滞りはじめ、無症状の期間が20~30年、物忘れだけの時期が約5年、認知症の時期が10~15年、合わせて35~50年の経過。
  • 加齢がもっとも大きな発症要因であるため、長生きの証しでもある。

認知症の診断方法としては、年齢、生年月日、当日の日付(年月日・曜日)、季節、前日の夕食、子供の数、付き添い者の名前などを尋ねます。これらの答えが分からない、または間違える場合は、認知症である可能性が高いと言えます。

一口に認知症と言っても、脳のどの部分に機能低下が見られるのか、その原因、症状の現れ方によって、以下のように分類されます。

  1. アルツハイマー型認知症
    脳が萎縮し、脳内に不要タンパク質が蓄積することで脳に障害が出る。
  2. 血管性認知症
    脳梗塞や脳出血等によって、脳の特定の部位が損傷した結果起こる認知症。
  3. レビー小体型認知症
    幻視や誤認、パーキンソン症状が出やすい。脳の神経細胞内にあるレビー小体が多く現れることで発病。
  4. 前頭側頭型認知症
    脳の前頭葉の機能障害。

 

1~3は三大認知症と言われています。それぞれのタイプについて具体的に解説していきます。

今回は、女性に多いと言われるアルツハイマー型認知症について、一般的見解を解説します。脳の障害により、聞こえてくる音を脳でうまく処理できなくなるため、理解力が低下します。

記憶障害の代表的行動としては、

    • 同じものを何度も買う
    • しまった場所を忘れ、探し物が多くなる
    • 自分で言ったことを忘れて怒る
    • 同じことを繰り返し聞く

などです。
初期の頃から言葉が出にくくなり、「あれ、これ」という指示語が多くなります。

感情・意欲面及びパーソナリティの変化としては、

      • 落ち着きがなくなる
      • 多弁・多動
      • 嫉妬・妄想

などです。

アルツハイマー型認知症については、認知症の代表的疾患であるので、次回も引き続き考察していきます。

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